【動画】興福寺中金堂落慶 天台座主が法要

【興福寺中金堂再建落慶慶讃法要】比叡山延暦寺による法要で表白を唱える森川宏映・天台座主=10日午前10時55分、奈良県奈良市(鳥越瑞絵撮影)
【興福寺中金堂再建落慶慶讃法要】比叡山延暦寺による法要で表白を唱える森川宏映・天台座主=10日午前10時55分、奈良県奈良市(鳥越瑞絵撮影)【拡大】

  • 【興福寺中金堂再建落慶慶讃法要】法要を終えた森川宏映・天台座主(中央)=10日午前11時9分、奈良県奈良市(鳥越瑞絵撮影)
  • 【興福寺中金堂再建落慶慶讃法要】比叡山延暦寺による法要が行われる興福寺中金堂=10日午前10時34分、奈良県奈良市(鳥越瑞絵撮影)

 法相(ほっそう)宗大本山・興福寺(奈良市)で約300年ぶりに再建された中金堂(ちゅうこんどう)の落慶で、天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)の森川宏映(こうえい)天台座主(ざす)らが10日、興福寺を訪れて法要を営んだ。

 両寺は平安時代以降、「南都北嶺(なんとほくれい)」(南都は興福寺)と呼ばれ、教義をめぐって対立。法相宗の学僧、徳一(とくいつ)と天台宗の宗祖、最澄が論争し、僧兵らも争った。一方で両寺には交流もあり、応永6(1399)年に中金堂が再建された際には延暦寺僧侶が参加した記録も残る。

 こうした歴史から今回、興福寺の多川俊映貫首(かんす)が延暦寺側に参加を要請。延暦寺側が快諾し、法要を営むことが決まった。

https://www.youtube.com/watch?v=8l2Jnv3eiBY

 法要では、壮麗な中金堂の前に延暦寺などの僧侶25人が出仕。声明が響く中、森川座主が法要の趣旨を伝える表白(ひょうびゃく)を読み上げた。

 中金堂の落慶法要は11日に結願(けちがん)を迎え、20日から一般拝観が始まる。