誰でもタダで写真展を開けるバー 出展料もらわずとも儲かる好循環 (3/3ページ)

 また上手い下手に関わらず、どんな写真でも展示できる。ただし、いろいろな方が来店するため、「明らかに不快感を与えてしまう可能性がある写真」は展示できない。例えば、暴力的な題材をテーマにした写真や、猥褻な写真だ。ただし、ヌード写真でも、「アートとして成り立つ」とアビさんが判断した場合は展示可能だ。

展示作業はお店側が行う

 写真の展示は写真家の方ではなくアビさんが行う。それはアビさんの楽しみでもあるのだ。

 「前職で出会った美術館の学芸員の方に面白い方がいたのです。美術品を並べて、その場で一瞬のインスピレーションでどこに何を展示しようか決めるのです。その展示の決め方が確実かつ素晴らしいもので、私もやってみたいと思っていたのです」

 写真をどう配置するかは展示前日にアビさんがインスピレーションで決めている。

これまで20代の方から60代の方まで、題材も風景や人物などいろいろな方が写真展でそれぞれの表現を楽しんでいる

これまで20代の方から60代の方まで、題材も風景や人物などいろいろな方が写真展でそれぞれの表現を楽しんでいる

 また3週間展示して1週間展示しないのもアビさんのこだわりからだ。1週間の空白を入れることで、お客さんが「何も展示されていな期間を楽しむことができる」という。

 「ひっきりなしに展示をすると、お客様が『展示されている状態』に慣れてしまい感動が起きづらくなります。展示されていない期間を作ることにより、より新鮮な目で次の作品が楽しめるようになるのです」(アビさん)

 写真を撮ることが好きな方は、是非一度この「バー写真展」で自分の作品を表現してみてもよいのではないか。(ジャイアント佐藤/5時から作家塾(R))

 《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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