【書評】『テントウムシ ハンドブック』阪本優介・著

 ■特徴から生態まで細かく解説

 背中に点々の星を背負ったテントウムシは、丸く愛らしい姿も相まってあまり嫌いな人はいないだろう。世界で約6000種、日本だけでも約180種が生息しているという。

 そのうち、115種を収録したのが、この図鑑だ。カラフルな拡大写真を用いて、特徴から生態まで事細かに解説している。

 驚くのは、その多様さで、体長わずか1.2ミリとゴマ粒大のものもあれば、全く模様のない種類も多い。

 著者はグラフィックデザイナーが本業だそうだが、アミダテントウの命名の由来やマダラテントウ類の見分け方など、マニアックな知識の数々に驚かされる。(文一総合出版、1512円)