【快適生活学】冬の体調管理 手洗いでこまめに衛生対策

 空気が冷たく乾燥し、風邪やインフルエンザの流行が気になる季節になってきました。特に受験生にとってはこれからが正念場。家庭では、家族そろっての体調管理が重要ですね。

 予防の基本は、十分な睡眠やバランスの良い食事で抵抗力を高め、こまめな手洗いとうがいでウイルスや菌を洗い流すことです。特に、外でいろいろなものに触れる機会が多い手には、たくさんのウイルス・菌が付着しています。その手で、鼻や口の周りなどを無意識に触れることにより、感染が起こるのです。

 手洗いは、帰宅後、食事前、掃除後などと毎日こまめに行うことを心がけましょう。手についた汚れやウイルスをしっかり落とすためには、ハンドソープを使って、30秒程度の時間をかけて手のひら、手の甲、指の間、指先、親指、手首の6つの部位を洗うことが大切です。特に、爪の間や指の付け根は洗い忘れが多いので注意しましょう。

 流水で泡と汚れを十分に洗い流したら、清潔な乾いたタオルで水気を拭き取ります。タオルをぬれたままにしておくと菌が増殖してしまうことがあります。タオルはこまめに取り換えて、いつも清潔に保っておきたいですね。

 受験生や乳幼児のいる家庭など、より確実な衛生対策を求める人には、殺菌成分を配合したジェルタイプのハンドソープもおすすめです。手のシワや爪の間にも密着しやすく、汚れや菌をからめ取り、より高い洗浄効果が期待できます。肌のバリア機能の働きも守ってくれるので、毎日こまめに手洗いしても、肌に優しく安心です。

 家族の健康を守るためにも、予防の基本である手洗いの仕方を見直してみませんか。(花王 スキンケア研究所)