【快適生活学】日々の生活リズム 休日も規則正しく活動的に

 新年を迎え、初詣で健康を祈願したという人も多いと思います。その一方、年末年始の間に生活リズムが乱れてしまい、昼間に眠気を感じたり、夜は寝付きが悪かったりと、不調を感じやすい時期でもあります。

 花王が20~60代の働く世代1500人以上を対象に行った調査によると、平日と休日の生活リズムのずれが、睡眠や肥満に影響を与えていることが明らかになりました。特に、平日働いている人は、休日に寝坊したり、ついつい夜更かしをしてしまったりすることで、平日と休日の生活リズムの差が大きくなる傾向にあるようです。

 調査では、休日、朝や昼の時間帯に活動している人ほど目覚めが良く、平日の昼間に眠気を感じることが少ないという結果が得られました。休日でも、平日と同じ時間帯に起きて活動し、不要な夜更かしは避けたいですね。

 肥満には、食習慣と運動量が大きく影響します。年末年始は食べ過ぎ、飲み過ぎてしまう機会が多い一方、冬場の運動は、寒くてなかなかやる気が出ないという人も少なくないと思います。

 そこで、まずは毎日の食習慣を整えることから始めてみましょう。朝食を抜いたり、夜遅い時間に食べたりすると内臓脂肪がつきやすくなってしまいます。朝は少量でもよいので何か食べる習慣をつけ、夜は就寝2、3時間前には食べ終えるようにしましょう。また、歩きの質と量を見直すだけでも運動量は大きく変わります。今より、プラス10センチ足を前に出すイメージで歩くことを意識してみてください。

 今年一年を健康に過ごすために、今日からちょっとした心がけを始めてみませんか。(花王 パーソナルヘルスケア研究所)

 =次回は2月7日掲載予定