【著者は語る】森寛弘氏『結果が出る[SNSマーケティング]てっぱん法則』 (1/2ページ)


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 ■SNSは消費者とともに成長するメディア

 インターネットの交流サイト(SNS)を使って自分の企業の商品やサービスの認知度を高めたいのだが、何をどうすればいいのか分からない。あるいは既に行っているが、思うような結果が出ていない。こんな悩みを持つ企業の担当者が多くいるようです。日本では「マーケティングとしてのSNS」はまだ認知と理解を得ている状態とは言えません。

 企業アカウント運用の多くは、いまだに単純な目先の宣伝目的としか捉えられていないのが現状だと言えます。いかにして継続的な利益を上げるシステムとファンを形成していくか。このような視点でSNSがまだ捉えられていません。

 なぜ、旧来のメディアを使いこなしてきた企業でさえもがSNSをうまく活用できないのでしょう。理由として、私たちを取り巻くコミュニケーションの大きな変化が挙げられます。かつて、消費者の意思表示は「買う」ということだけでした。大メディアがほとんどの情報を発信していた時代は、個々のユーザーの「声」は企業にも他のユーザーにもほぼ聞こえてきませんでした。しかし、SNSによって意思表示の機会をたくさん持つようになったユーザーは、この新しいメディアを使って自分たちの趣味嗜好(しこう)を自由に表現できるようになり、新たな「つながりの形」によって、ユーザーは大メディアとは無関係かつ自由に自分たちのコミュニティーを形成するようになりました。SNSは同じ嗜好を持つ者同士が情報交換し共感し合う「つながりの場」であるとともに、ユーザーの反応といったことなどがSNSで可視化されて面白いようにデータが読み取れます。

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