ヘルスケア

「仕事中ずっと眠い」「寝ても疲れが…」 こんな悩みを捨て去るための“眠り方改革” (2/3ページ)

 菅原氏は「コアタイムが短いと睡眠と覚醒の差が低くなり、『いつでも眠れるが、寝たとしても眠りが浅い』状態になります。コアタイムが長いほど、生体リズムはズレにくくなります」と指摘する。

 寝る時間ではなく、起きる時間をそろえよう

 また、ついわれわれは、生活リズムを整える上では「早寝早起き」が大切だと感じ、就寝時間を早くしようと努力してしまう。だが菅原氏によると、眠くないのに就寝を試みるのは逆効果。本当に大切なのは、何時に就寝した場合でも「起床時間をそろえること」だとしている。

 「脳は、目覚めて網膜に光が届いた後、16時間後に眠くなる仕組みです。起床時間がそろっていないと、眠くなる時間はそろいません。週末に寝だめをして起床時間が遅れた場合、いつも通りの時間に寝ようとしても寝つけないのはそのためです。規則正しい生活を送る上では、平日も休日も同じ時間に起床することが重要になってきます」

 菅原氏によると、起床時間をそろえた上で、就寝時に起きる時間を3回唱えて覚醒に向けた意識を高める「自己覚醒法」を取り入れたり、起床後すぐに窓から1メートル以内に近づいて日光を浴びたりすることで、すっきりとした目覚めが実現できるという。

 「睡眠は短時間で十分」は本当?

 世間では「睡眠は3時間で十分」などの説が広がり、睡眠時間を縮める手法が注目を集めているが、菅原氏は「人間の大脳は眠気に慣れる働きがあるので、仮に1週間にわたって就寝を1時間遅らせると、元の就寝時間には眠気を感じなくなります。これは眠気を感じていないだけで、実は生産性は低下しています」と指摘。

 「徐々に就寝を遅らせていけば、眠気を感じなくなるので、『短時間睡眠でも十分』と思われるかもしれませんが、これでは睡眠(を縮めること)が目的化しています。睡眠はあくまでも生産性向上の手段であるべきです」と説いている。

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