カギは「バカロレア」 全国初の公設民営一貫校が狙う人材育成 (3/4ページ)

パソコンなどを使いながら個々に学ぶ生徒。教諭からアドバイスを受けることもある=大阪市
パソコンなどを使いながら個々に学ぶ生徒。教諭からアドバイスを受けることもある=大阪市【拡大】

 導入予定の「水都国際中学・高校」では、英語教育も重視。海外の学生との交流や海外語学研修を受けられ、中学から数学や理科などで英語授業を取り入れる。高校2年からは本格的なIBコースを設ける方針で、それ以外にも、全生徒が課題探求や論理的思考力の習得を目指すIBスタイルの授業を履修することになるという。

 市の担当者は「今ある学校は否定しないが、水都国際ではツールとして英語を身につけ、成果を他人に示すためのプレゼンテーション能力を育みたい。日本語でも難しいことだが、その力がゆくゆくは日本のすばらしさを世界に発信することにもつながる」と期待を込めた。

 国も人材育成に本腰

 文部科学省によると、IBの認定を受けている学校は今年1月現在、世界の150以上の国・地域で約5千校。日本では、小中高校やインターナショナルスクールなどで87校だが、国公立については4校に留まる。

 国は平成25年6月に閣議決定された「日本再興戦略」で、グローバル化に対応できる人材育成のためにIB認定校を200校へと拡大させることを目標に掲げた。これまで教員養成のためのワークショップを開催したほか、高校卒業に必要な単位の一部をIB科目の履修で満たすことができる特例措置も導入。国内の大学にIBの活用を呼びかけ、現在、京都大や大阪大、関西学院大、近畿大など50以上の大学がIB資格を生かした入学を認めている。

学習指導要領に沿いながら、国際的な資格も