毎年３月１６日は、３（ミ）１６（ドル）とかけて「ミドルの日」。制定した化粧品大手・マンダムはこれまで、ミドルの日に合わせて「ルシード４０代ミドル男性白書」と題したアンケート結果を公表してきたが、初めて白書を発行してから３年が経った今年も興味深いアンケート結果が出た。
年収、おこづかいとも前回調査よりアップ！
職場で重要な役割を担う世代の４０代ミドル男性。その平均世帯年収は、前回調査の２０１７年より６３万円増の６２９万円という結果が出た。収入増を反映して、１カ月の平均おこづかい金額も、３万６２８２円と前回１７年の２万８７２３円から、７５５９円アップした。前々回（１６年）の３万１２５６円と比べても５０２６円増。緩やかな景気回復が言われるなかで、お財布の中身も緩やかに増えている。ただ、６３．６％が金額に「不満」と回答。使えるお金が多いに越したことはないようだ。
一方で、「子供のための出費を何よりも優先させている」との回答は、２０代から６０代までの平均値の１０．１％を４．５％も上回る１４．６％で、他のどの世代よりも高かった。
「同僚や趣味の仲間との飲み会・食事会にお金を使う方だ」との回答は、男性平均の１１．５％を大きく下回る６．８％と、世代を通じて最も低かった。何かと物入りなことに加え、若い世代の「飲み会離れ」や「アルコールハラスメント」（アルハラ）を意識してか、「飲みニケーション」と距離を置いている面もあるようだ。
「人生まだまだこれから」なのか？ ４０代と他世代に大きなギャップ
「人生において４０代はどのような時期か」との質問には、意外な結果が出た。
２０代、３０代、５０代、６０代の各世代は「まだまだこれから」と若く見積もる回答が最も多かったが、当の４０代は「折り返しを過ぎたところ」との回答が一番、多かった。
厚生労働省が昨年発表した１７年の日本人男性の平均寿命は８１．０９歳（女性は８７．２６歳）。数字上は人生の半分を生きたとの実感があるのかもしれない。
これに関係するのか、「とうにピークは過ぎている」との回答が各世代を通じて最多、「一番充実している」は最少と、４０代男性は一歩引いた目で自分自身を眺めている傾向がうかがえる。ビジネスパーソンなら会社内でのポジションがはっきりしつつある時期であり、体力的な衰えを感じる瞬間も出てくることなどが影響しているのか…。
寛容だけど、タフでありたい
「これからの自分がこうなりたい」との問いに２０代、３０代は「仕事のできる」が１位を占める。しかし、４０代は「精神的に強い」がトップ。キャリアを積んで仕事に対して余裕を持ち始めたことを推察させる一方、上の世代から受ける重圧、下の世代からの突き上げを受け止めなければならない役回りもうかがわせる。
そんな４０代は、身だしなみにも鷹揚な姿が浮かぶ。「一般的なビジネスの場での男性の身だしなみ行為として、他人がやっていて許せないこと」に関して、４０代は「あてはまるものはひとつもない」との回答が、年代間比較で最多だった。２０～３０代、５０～６０代の間に挟まれている世代だけに、許容範囲が広いのかもしれない。
なお、「おじさん」をイメージする年齢の下限は、全体平均では４４．３歳。４０代中盤との結果が出ている。
気になるのはニオイケア
さまざまな面でのハラスメントが指摘される昨今。「気にしている／問題を感じている」ことについて、４０代男性は「口臭のケア」「体臭のケア」の回答が目立った。前回調査と比べて「口臭ケア」は５．８ポイント増の２８．６％、「体臭のケア」は５．４ポイント増の２８．２％。近年は「スメハラ」との言葉もあり、周囲を不快にしたくないとの意識が見て取れる。
「体臭ケア」につながるボディ関連商品の利用は、「ボディソープ／ボディウォッシュ」を筆頭に、「制汗スプレー」「ボディペーパー」と続く。「制汗ローション／制汗ウォーター」や「デオドラントロールオン／スティック」などもよく利用されている。
「男性身だしなみ関連アイテム」の市場規模は年々、増加しており、「スメハラ」という言葉が登場したとされる２０１２年を１００とすると、１８年の「男性用ボディシャンプー」は２７７．９％、「男性用デオドラント」は、１５３．９％と大きな伸びを示している。
今回のアンケート調査で特徴的だったのは、４０代男性が時代の流れに最も柔軟に対応していると見られたこと。ビジネスカジュアルに寛容でいて、スメハラ、アルハラにも気を使う懐の深さを感じさせた。
マンダムが展開する「ルシード」は“４０才からを誇ろう”をブランドメッセージに、ミドル男性をサポートし、より輝く人生を送れるきっかけをつくってまいりたいと考えております。 ⇒ 公式サイトはこちらから
（提供：株式会社マンダム）
※調査概要
２０１８年９月２１日～２３日の期間、２０～６９歳男性および２０～４９歳女性を対象とした全国インターネット調査。
国勢調査（平成２７年＝２０１５年）の人口構成比に合わせて集計を行った。数字の上段は回収サンプル数、下段はウェイトバック後のサンプル数。
