節約家計簿

キャッシュレス時代のポイント活用術 コツは「次回の買い物で使う」

 クレジットカードやカード式の電子マネーに加え、最近はQRコード決済を利用する方が増えています。QRコード決済とは、LINE PayやPayPayのように、スマートフォンのアプリ画面を開いて、QRコードなどを読み取ってもらって支払う仕組みです。消費税アップ後のポイント還元は、キャッシュレス決済が対象になる見通しなので、今後はキャッシュレス化がより進むことが予想されます。

 キャッシュレス化に伴って、複雑化しているのが家計管理です。電子マネーやQRコード決済での支払いは、チャージするときに記帳するか、お金を使ったときに記帳するかで、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 個人的なおすすめは、支払いが発生した時点で記帳する方法。事前チャージ方式の場合、買い物する前に銀行口座からお金が下ろされていますが、下ろした時点で記帳すると、買い物額をつかみにくくなります。「支出額」をきちんと把握するためには、支払いするたびに記帳するのが無難だと思います。

 また、キャッシュレス決済の場合はポイントが付与されますが、付与率は支払い方によって異なります。例えば、電子マネーの楽天Edyの場合、ポイント付与率はチャージするときと支払い時の合計で1%程度なのに対し、QRコード決済の楽天ペイ(チャージはいずれも楽天カード)では1.5%程度にアップします。

 ポイントは節約につながってうれしいもの。管理には手間がかかりますが、「次回の買い物で使う」と決めてしまえば、そう手間もかからず、有効期限が過ぎてしまう心配もありません。航空会社のマイルへの交換など、ポイントをためる目的がある方を除いて、次回の買い物で使ってはいかがでしょうか。(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)

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