趣味・レジャー

妖怪を探し捕獲するゲームアプリ 兵庫・福崎町が配信へ

 仮想の妖怪を探して捕獲するスマートフォン用ゲームアプリ「妖怪ミステリーフォトラリー」を、兵庫県福崎町が27日から配信する。社会現象を巻き起こしたゲームアプリ「ポケモンGO」と同様にAR(拡張現実)技術を駆使して、町内の随所に現れる妖怪を捕獲、ゲーム内のアルバムに記録できる仕組み。町は「スマホ片手に、楽しみながら町内を散策してほしい」と期待を込める。

 日本民俗学の父・柳田国男の生誕地にちなんだ町おこしの一環。幼子が泣き出すほどリアルな妖怪オブジェや妖怪ベンチなどに続き、観光客の回遊性向上を狙い開発した。

 ゲームに登場する妖怪は天狗(てんぐ)や座敷きわらし、鵺(ぬえ)、小豆洗い、マヨイガ、べとべとさんなど20種類以上。デザインは町が主催した造形コンテスト(平成26年から5回開催)の入賞作品を採用した。

 妖怪は、アプリのレーダーで居場所を探知できるが、カメラのシャッターを切るまで姿は見えない。JR福崎駅や、柳田の生家が残る辻川山公園などに出現する。

 町内の商店前などに設置されたQRコードを読み込めば、ゲームで役立つアイテムが入手できる。例えば「マタタビ弾」を使うと、妖怪を近くにおびき寄せることができる。「透視弾」では、妖怪の姿が見えて撮影しやすくなる。

 レアキャラクター「金色のガジロウ」を捕獲すると抽選で20人に特別製作のプラモデル「銀色のガジロウ」が町から贈呈される。

 町によると、アプリは10月中旬までの配信を予定しており、反響に応じて延長も検討する。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus