ヘルスケア

新型たばこも健康上リスク 規制必要とWHO報告書

 世界保健機関(WHO)は29日までに、「新型たばこ」と呼ばれる加熱式や電子たばこに関して、有害物質が含まれるため健康上のリスクがあると指摘する報告書を発表、従来の紙巻きたばこと同じように規制が必要だとの見解を示した。

 加熱式たばこや電子たばこは近年、従来のたばこより有害物質が少ないと宣伝され世界中で急速に拡大している。

 報告書はこれらの新型たばこが、従来のたばこより健康上のリスクが軽減されるとして積極的に販売促進されていると指摘した上で「しかし、これらの製品にリスクがないわけではなく、長期間における死亡率などへの影響もまだ分かっていない」と強調した。

 一方、WHOは各国のたばこに対する規制の取り組みに関しても報告。

 公共の場所での喫煙を禁止するなど何らかの対策を導入している国が2016年の121カ国から18年は136カ国に増え過去最多になったと評価した。(ジュネーブ 共同)

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