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“本物”はどっち? 新潟県でランチパック「イタリアン」なぜか2種類販売中 (1/3ページ)

 山崎製パンが、新潟県民のソウルフード「イタリアン」風味のランチパックを2種類発売し、熱い戦いを繰り広げている。イタリアンはヤキソバの上にミートソースを乗せた独特の料理だが、販売する「みかづき」(新潟市)と「フレンド」(長岡市)の両社が1種類ずつ監修した。店頭では並べて陳列されており、「新潟vs長岡」の構図が浮彫りに。今回、新潟派と長岡派にそれぞれ2種類を食べ比べてもらった。その結果は-。(池田証志)

 “本物”はどっちだ

 「こっちが“本物”で、こっちが“偽物”ですね」。2種類のランチパックを前に、いきなり物騒な発言をしたのは、新潟生まれ新潟育ちの松尾飛鳥さん(25)。みかづきのイタリアンを食べ続けて20年余り。もちろん、「本物はみかづきだ」と固く思い込んでいる。

 対するは、長岡派の遠藤敬済さん(29)。新潟市の隣町に住むが、「父親が長岡の実家に帰る度にフレンドのイタリアンを何人前も買ってきてくれた。僕の中でイタリアンといえば、フレンドです」と言い切る。新潟県で1、2位の大都市間のプライドを掛けた戦いとあって、どちらも譲れない情勢だ。

 イタリアン誕生秘話

 そもそも、なぜかなり特異な料理を2つの会社が別々の地域でつくり始めたのか。両社に取材したところ、意外な事実が分かった。

 みかづきは明治42年、和風甘味喫茶として創業。フレンドは昭和33年、和菓子屋として設立された。その後、みかづきの先代社長とフレンドの創業社長が東京の飲食業セミナーで出合い意気投合。当時流行っていたヤキソバに感銘を受け、アイデアを出し合った。

 「おめさん(あなた)は長岡でやればいい。おれは新潟でやるから」

 どちらからともなくそんな話になり、昭和40年前後に相次いでメニューに入れたのが始まりだ。

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