デキる男は住まいから

トヨタの「しくみ化」を応用して子供の忘れ物を減らす方法 (1/3ページ)

香村薫
香村薫

 お父さんが「しくみ」を作る

 いよいよ夏休みも終盤ですね。9月から子供の学校が始まると、生活リズムが整うまでは「忘れ物」が増えてしまいがちです。

 学用品を忘れてしまうと、子供は授業の冒頭部分が頭に入ってこず、新学期早々授業についていくことが難しくなる場合も。

 そうならないようにお母さんが毎朝ガミガミと持ち物チェックをしているご家庭もあるのではないでしょうか。こんなときはお父さんの出番です。

 今回は我が家が実践した、お父さんによる「子供の忘れ物防止のしくみづくり」をご提案します。

 お道具箱のしくみづくり

 まず最初にご提案するのが、「忘れがちなものをあらかじめ学校に置いておく方法」です。

 夏休みは子供が学校で使っているお道具箱を持って帰っています。このお道具箱、一度開けてみてください。なかなかの散らかりようですよ。

 でも、これは子供が悪いわけではありません。トヨタでは「人を責めるな、しくみを責めよ」という言葉があります。それを家庭に応用し、お道具箱の収納方法が悪いのでは? と疑ってみるのです。

 そう考えると、こんな大きな箱に沢山のモノを詰めて、しかも仕切りなどが無いので持ち運び時にぐちゃぐちゃになってしまう。これでは中身を子供自身が把握できるわけがない…という気持ちになって来ませんか?

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