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トヨタ・RAV4“キャラ変”でも販売好調 「戦略失敗?」の不安一掃 (1/3ページ)

木下隆之
木下隆之

 不安視された新型RAV4

 新型RAV4の販売が好調だという。6月の販売台数は約8000台を記録。この手のライトSUVは今世界でもっとも人気のカテゴリーだから、黙っていても売れる。大きなミスさえしなければ確実に販売台数が稼げることは、誰にも想像が出来る。

 しかも、8000台を売り上げただけではなく、ホンダ・ヴェゼルやトヨタ・C-HRといった競合を抑えての堂々トップは金星だと言えるだろう。実はデビュー前には、トヨタの開発戦略の失敗だとする意見もなくはなかった。それだけに、関係者はほっと胸を撫でおろしていることだろう。

 不安視されていた意見はまず、先代は日本で販売されなかったことに端を発する。一旦離れたユーザーが回帰するのかが懐疑的だったのだ。

 もともとRAV4は北米で人気だったこともあり、広大な大地を持つアメリカにあわせサイズを拡大していた。それが日本市場で受け入れられるかの不安がトヨタにはあったことで、投入を見送ったのである。

 しかも、当時はハリアーが日本を支配していた時期だ。そこに肥大化したRAV4を投入することのカニバリを心配したのである。結果として4代目RAV4は日本に投入されなかった。それゆえに、今になって戻って来ても、かつてのRAV4ユーザーがソッポを向くのではないかと思われていたのである。

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