受験指導の現場から

子供は塾でどんな話をするのか 知りたがり女子と話したがり男子 (2/3ページ)

吉田克己
吉田克己

 また時には、他の講師の年齢を聞かれることもある。「○○先生って24歳ってほんとう?」などと聞かれたりすると、〈まだ、大学生なんだけどなぁ。本人が中途半端にごまかしたな〉と思いつつ、「さぁ、先生は知らないなぁ。30はいってなさそうだけどね」などといった具合だ。

 結局のところ、小学生にとっては、30歳を超えていれば総じてオジサン、オバサンであり、自分の親より年上か年下かという見方しかしない。つまり、30代も50代も生徒から見れば「先生」には変わりはないということである(塾講師の世界に年功序列はないということの裏返しでもある)。

家庭の“色”が濃くなる夏休み

 時節的なところでは、生徒が家庭内のことを話題するのは、通常の授業日よりも講習会の時のほうが頻繁である。学校へ通っている時期は、学校から自宅に帰るとほとんどすぐに塾へ向かうため、学校と塾との合い間に家族と密なコミュニケーションをすることはないが、講習会の時期は朝から夕方までが塾、夕方以降は自宅で家族と一緒という生活になるため、前日の晩に起こったことを翌日の朝一、塾に来るまで引き摺っていることがある。

 畢竟、講習会の朝一の授業が始まるタイミングは、なにか言いたくてしようがない生徒がちらほらいるため、授業の開始時間より10~15分程度早めに教室に入って、言いたいことを吐き出させ、気分を切り替えさせてから授業を始めるようにしたほうがよい日がある。でないと、出欠をとっている最中や直後に、何名もが勝手に話し掛けてくる状況に陥ってしまうことがある。

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