乗るログ

山が似合う超軽量2シーター アルピーヌA110で味わう自在の走り (4/4ページ)

SankeiBiz編集部

 いずれのモードもスポーツカーの中では足回りがしなやかで、細かいバンプの衝撃を次々と吸収していく。フロントブレーキにはブレンボ製アルミモノブロック対向式4ピストンキャリパーを採用。ハイパフォーマンスカーが装着するような強烈な制動力ではないが、A110の走り味にマッチした扱いやすさを感じた。後輪には走行状況に応じてトルク配分を電子制御するトルクベクタリングやESC(横滑り防止装置)といったテクノロジーも搭載している。一歩間違えるとスピンしやすいライトウェイトMRに安定性と快適性をもたらしているのだ。

 ハーレーおじさんも大興奮

 ちなみにA110はルーフ中央がくぼんだ「ダブルバブルルーフ」を採用している。車体を正面から見たときの面積を減らし、空気抵抗を軽減するなどの効果があり、最近ではトヨタの新型スープラも採用している。A110のデザインの美しさについてはぜひ写真を見ていただきたい。箱根で撮影中に、ハーレーに乗ったバイカーが「これ、カッコいいねぇ! 写真撮っていい?」と話しかけてきたほどだ。「最初のモデルも青がイメージカラーだったよね? 昔、カーグラフィックの表紙とかで見て憧れたんだよ」とかなりテンションが上がった様子で、写真を撮ると、大音量でブルース・スプリングスティーンをかけながら颯爽と去っていた(※この記事に気付いてくれたら嬉しいです!)。

 それにしても、こんなに気持ちよくワインディングを走ったのはいつ以来だろうか-。年間に何百台も試乗する自動車ジャーナリストでも、これほど強い一体感を味わえるクルマと出会うことはそうそうないのではないか…などと考えてしまった。そして、誰でも自在に操ることのできる扱いやすさも印象的だ。

 アルピーヌA110は想像通り、箱根の山のワインディングが似合うクルマだった。もちろん、市街地でもキビキビと走りやすかったことを付け加えておこう。

【乗るログ】(※旧「試乗インプレ」)は、編集部のクルマ好き記者たちが国内外の注目車種を試乗する連載コラムです。更新は原則隔週土曜日。アーカイブはこちら

主なスペック(アルピーヌA110ピュア)

全長×全幅×全高:4205×1800×1250mm

ホイールベース:2420mm

車両重量:1110kg

エンジン:ターボチャージャー付直噴直列4気筒

総排気量:1.8L

最高出力:185kW(252ps)/6000rpm

最大トルク:320Nm(32.6kgm)/2000rpm

トランスミッション:電子制御7速AT(7DCT)

駆動方式:後輪駆動(MR)

タイヤサイズ:(前)205/40R18(後)235/40R18

定員:2名

燃料タンク容量:45L

燃料消費率(JC08モード):14.1km/L

ステアリング:右(左も選択可能)

ボディカラー:ブルー アルピーヌ M

車両本体価格:811万円(8%税込)

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