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ラグビーW杯、近鉄列車で世界に酔った 花園初戦に合わせビール列車運行 (1/2ページ)

 開催中のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会。日本ラグビーの「聖地」である花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で“開幕戦”が行われた22日夜、近鉄はビールを飲み放題で提供する「ビール列車」を特別運行した。記者もファンら約50人とともに、ビール片手に世界の祭典に酔いしれた。(小泉一敏)

 初戦のイタリア-ナミビア戦後の午後6時半過ぎ、最寄りの東花園駅に、3両編成の列車が停車。ファンらが乗り込んだ。多くは花園で観戦を終えた人たちで、中高年が目立つ。目の前で展開した世界レベルの攻防に、興奮冷めやらぬ様子だ。

 「かんぱーい!」。発車後、コップを手に大きな歓声があがった。仕事中だが、記者もひとまず一杯。日本初開催のW杯の興奮をみんなで分かち合った。

 「花園でW杯の試合が行われたことに感動した」。こう語るのは、奈良県田原本町の公務員、伊藤克隆さん(47)。30年来のファンで「ラグビーとビールが一緒に楽しめる、こんな幸せはない。最高の一日」と笑顔で飲み干した。

 W杯を盛り上げようと、近鉄が企画。同駅から、橿原神宮前駅(奈良県橿原市)を経て大阪上本町駅(大阪市天王寺区)まで、約2時間かけて走行する。ビールは、今大会公式スポンサーのハイネケン(オランダ)の商品。ラグビーが盛んな国ではビールを手に試合を楽しむのが一般的だ。

 準備されたのはコップ840杯分にあたる約210リットル。サーバーから次々と注がれていく。

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