ヘルスケア

「心臓を知る・守る」セミナー 19日開催、心研と国循が連携

 日本人の死因第2位にランクされる心疾患の予防と生活習慣改善の大切さを知ってもらおうと「“心臓”を知る・守る」と題した市民公開セミナーが19日に東京都内で開かれる。心臓血管研究所(東京都港区、心研)と国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、国循)が今夏、包括的連携協定を締結し、それを記念する第1弾の啓発イベントだ。

 セミナーでは、国循の宮本恵宏部長が「心臓を守り、生活習慣病を防ぐ暮らし方」とのタイトルで、科学的なデータに基づいた効果的な生活習慣改善について伝授。心研の山下武志所長は「心臓からのサインを知り、効果的に心臓を守る方法」をテーマに、「心電図検査で異常が出ても、緊急を要する場合があれば、治療の必要のないこともある」といった例を挙げ、正しい知識や対応を解説する。

 心研は付属病院を併設し、心臓病の研究・教育・診療に取り組んでいる。浅野友靖理事長は「東京・大阪を拠点とする循環器の専門医療機関が連携することで、高度な情報を広い地域の人に提供できるようになる」と強調。国循は7月に病院の新築・移転を終えたばかり。小川久雄理事長は「循環器医療が科学的な裏付けのもとで進歩してきたことを心研との連携で広めていきたい」と指摘。別途開催する医療機関向けセミナーで講演も行う。

 市民セミナーは港区の六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ49階)で午後1時から。入場無料。事前申し込み制(先着順)。申し込みは、心研のホームページ心研のホームページ(https://www.cvi.or.jp/seminar2)、またはファクス(03・3408・2159)で。問い合わせ心研03・3408・2282。

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