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職員にも入居者にも安心、電動リフトで変わる介護の現場 意外な障害も (2/2ページ)

 表情を見ながら

 同社の広報担当、都築千弓さん(27)によると、導入の契機はスタッフの腰痛解消だった。「スタッフが腰痛を抱える状態は、企業として対策が必要」。労務の課題だったが、導入したら、いろいろな発見があったという。

 「実は、抱きかかえの姿勢はお互いの顔が見えない。でも、リフトでの移乗なら表情を見ながらできるので、ゲスト(入居者)の身体的、心理的負担も減るんです」

 高齢者は抱きかかえられると緊張で体がこわばることもあるが、リフトなら姿勢が安定してリラックスすることができるという。入居者にとっても良い効果があるのだ。

 サービスの均一化の点でも、人材を大切にする点でも有用性は高そうだが、介護リフトの普及はそれほど進んでいない。

 公益財団法人「介護労働安定センター」の「平成30年度介護労働実態調査」によると、入所型施設での導入率は10.9パーセント。「介護は人の手で」「ぬくもりを大切に」という意識が導入の障害になっているという。

 しかし、機械に頼るべきは頼ることで、生まれるものもある。グッドタイムリビング新浦安の現場には、入居者も介護スタッフも大切にする「ぬくもり」があった。

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