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兵庫県の花「ノジギク」 が満開

 県の花「ノジギク」が、兵庫県姫路市大塩町で見頃を迎えた。地元住民らが整備した「日笠山のじぎく園」では、清楚(せいそ)な白い花びらが散策道を彩り、ハイカーたちの目を楽しませている。

 大塩町は大正14年に「日本一のノジギク群生地」と紹介され、かつては塩田の周辺や田畑のあぜや土手などを中心に広く自生していた。しかし、製塩業の衰退や開発の進展などに伴って激減したため、地元住民らが残った自生地を保護したり株を増やしたりして「ノジギクの里」の維持に努めている。

 このうち、日笠山のじぎく園は、高砂市との境にある日笠山の南側斜面約4千平方メートルを地元有志のグループが整備。散策道沿いや段々畑の跡などにノジギクを植えており、現在では4千株ほどに増加した。休憩所やベンチを設けてハイカーらを迎えている。

 今シーズンの園内では、今月3日にノジギクが咲き始め、現在がピーク。10月の天候不順や日照不足などで例年よりやや遅れ気味だが、「その代わり、いつもより花の白さが際立ち、花の数も多い」とグループ代表の山本博昭さん(78)。花は12月上旬まで楽しめそうだという。

 休憩所では今月中は茶を無料提供しており、10人以上の団体から事前の申し出があれば焼きイモのサービスもある。問い合わせは山本さん(090・2282・1591)。

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