趣味・レジャー

軍師・官兵衛の神社完成 姫路・広峯神社

 戦国時代随一の軍師・黒田官兵衛を祭る「官兵衛神社」が姫路市の広峯神社境内に完成し、29日~12月1日に建立を祝う神事が営まれる。27日夕には有志がしめ縄を奉納した。

 広峯神社は官兵衛の祖父の代から縁があったことから、「ゆかりの地を作ろう」という地元の声に応え、境内に官兵衛神社を建立することを決定。今年1月に着工し、入母屋造(いりもやづくり)で瓦ぶきの拝殿と切妻造(きりづまづくり)で銅板ぶきの本殿を持つ社殿(間口7メートル、奥行き11メートル)が、このほど完成した。

 神宝として、明珍火箸制作で知られる明珍家(姫路市)の刀匠、宗裕さん(45)が太刀を、鍛冶師の敬三さん(43)が官兵衛のキリスト教信仰をイメージした十字架を製作して奉納。十字架が神社に納められるのは極めて珍しいという。

 また、しめ縄は市川町のグループ「上瀬加古代米保存会」が古代米の稲わらを使って製作。27日夕にしめ縄を架け、木村義広会長(78)は「伝統ある神社に奉納できて光栄」と話していた。

 28日深夜の鎮座祭を経て29日午前10時から奉祝祭を行う。神事や舞楽の奉納などがあり、30日や1日にも神事や舞楽奉納などが予定されている。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus