オーダーブックで読み解く外為市場

中国、香港人権法に対抗措置なら急な値動きも トランプ氏署名を受け警戒感 (2/2ページ)

先週のレンジを上下いずれに抜けるか

 先週のユーロドルは、1ユーロ=1.1000米ドル付近で狭いレンジ(価格帯)での推移が続きました。OANDAのオープンポジションを見ると、少し買いポジションに傾いていますが、先週のレンジで構築されたポジションが売買共に多いのが確認できます。

 このため、価格が先週の価格のレンジである1ユーロ=1.0980-1.1030米ドルを上下いずれかに抜ける動きとなると、売買のいずれかのポジションの損切り注文が増え、値動きに方向感が出てくる可能性が考えられます。

 よって、序盤はこのレンジを上下いずれにしっかりと抜ける動きになるかに注目したいところです。

引き続き1ポンド=1.2765-1.3000米ドルのレンジに注目

 先週のポンドドルは、比較的底堅い推移となりましたが、引き続き1ポンド=1.2765~1.3000米ドルの価格レンジ内での推移となりました。

 OANDAのオープンポジションを見ると、先週同様に10月からの価格レンジとなる1ポンド=1.2765-1.3000米ドルで構築されたポジションが売買共に多く、レンジを上下に抜けるような動きとなるといずれかのポジションの損切りの注文が増え、方向感が出てくる可能性を見出すことができそうです。このため、この価格レンジを上下いずれに抜ける動きとなるかに注目したいところです。

〈OANDAのオーダーブック〉

オープンポジションはここに注目

 相場を動かす要因の一つは損切り注文といっても過言ではありません。

 これ以上損失を増やしたくないトレーダーは保有しているポジションの反対売買を行い、損失を確定させ、市場から退出します。

 例えば、価格が下落する局面では、買いポジションの保有者が苦しくなり、損切り注文(決済の売り注文)が出やすくなり、下落圧力が強まる要因となります。

 損切り注文は価格の向かう方向と同じ方向へ力が加わる注文となるため、損切り注文が多くでる場面では、短期間に相場が大きく動きやすくなります。

 オープンポジションを見ると、どの水準に含み損を抱えたポジションが多いかを視覚的にチェックすることができ、次にどちらに動いた方が、価格の動きが大きくなりそうか(損切り注文が多く出そうか)を予想することができます。

オープンオーダーはここに注目

 前述の通り、損切り注文が増えると、一方向への力が強まるため、価格の動きが勢いづくことがあります。

 オープンオーダーを見ると、どの水準にどの程度の注文(オーダー)が入っているかを視覚的に素早くチェックすることができます。

 損切り注文が多く入っている水準に到達すると、価格が短期的にでも勢いづくことがあるため、注意が必要です。

世界中のトレーダーの相場分析のサマリー?

 トレーダーが損切り注文を入れる水準は、通常は、チャートで相場分析を行なった上で、「この水準を超えてしまったら、相場の流れが逆方向に向かう」と考えた水準に入れます。

 OANDAのオープンオーダーは、世界中のトレーダーが相場分析を行った結果のサマリーと言っても過言ではありません。

 これを見れば、世界中のトレーダーがどの水準に注目し、相場の転換点となると考えたかを簡単にチェックできます。

※逆指値注文:現在の水準よりも不利な水準を指定して行う注文。通常、損切り注文はこの逆指値注文を使います。

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  • OANDA Japan株式会社
  • 第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
  • 一般社団法人 金融先物取引業協会 加入番号1571号
OANDA FXラボ編集部
OANDA FXラボ編集部 OANDA Japan株式会社
世界各国に拠点を持つFXブローカー
1995年に世界で初めてインターネットを利用した無料の外国為替レート情報の提供を開始したOANDAの日本法人。創業当初から、正確で透明性の高い優れた為替レートを提供するため万全のインフラを整え、取引環境の改善を行ってきた。現在では世界8カ国にオフィスを構え、そのサービスは世界中のトレーダーに利用されている。

【オーダーブックで読み解く外為市場】はOANDA FXラボ編集部が投資判断の参考として外国為替市場の動向を読み解く連載コラムです。更新は原則毎週火曜日。アーカイブはこちら

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