株・投資

スタバのフラペチーノを飲んで節約 衝動買いをやめないとお金は貯まらない (1/2ページ)

 「衝動買い」をやめなければ、貯金はつくれない。ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏は「デパートなどで欲しいものを見た後は、スタバなどのカフェで『本当に買うべきか』と考え直す時間を作るといい。その結果、衝動買いを減らせれば、『スタバ代』は痛くない」という――。

 「ひとめぼれ」で買った服ほど、すぐに飽きてしまうワケ

 衝動買いはなぜいつも後々後悔するのでしょうか?

 みなさんも経験があるかと思いますが、「お店で見かけてひとめぼれした!」というような形で買う服はたいてい失敗します。成功するものはすでに買い慣れている服の新作くらいで、「これはいけるでしょう」と根拠のない自信でチャレンジ気味の買い物をした場合、ほとんどは失敗します。

 商品をみつけたときは、店員にも薦められるし、どう考えてもこれは外れじゃないと思っているのに、家に帰って着てみると違和感が出たりします。あるいは最初のお出かけに着てみると、微妙だなぁという感じがしてしまい、一度着たきりでもう着ないということもあります。

 クローゼットの肥やしを増やすほど、もったいない買い物はありません。今ではメルカリなどですぐ売ってしまう方法があるといっても、買った値段より高くなることはまずありませんから、やっぱりマイナスはマイナスです。

 こういう失敗は服に限りません。家電だったりアイデア商品だったり、私たちはその場では納得していたはずのものを衝動買いで決めてしまうと、後日失敗する体験を多くしています。

 なぜ衝動買いは多くの場合失敗してしまうのでしょうか。

 浪費してしまう買い物、節約できる買い物

 まず、お店の人が薦めてくれたかどうかはあまり意味がありません。なぜならお店の人は誰でも似合うと褒めるに決まっているからです(これは合わないがこちらは合うでしょう、と提案してくれるならそれはかなり優秀な売り子さんでしょう。しかしかなり勇気のいる売り方で、そういう販売員と出会うことはあまり期待しないほうがいいと思います)。

 私は埼玉県の所沢市出身なので、ちょっとオシャレをしようと思えば池袋に出かけることになります(浦和や大宮は所沢からは遠い)。最近映画にもなった『翔んで埼玉』的にいえば、池袋はほとんど埼玉領といってもいいでしょう。

 一方で、買い物を考えたとき、池袋は便利な街です。西武百貨店と東武百貨店に入店しているテナントをはしごすればあっという間に相当の数のお店を巡ることができます。また、西武百貨店とパルコが横長につながっていてとんでもなく横長のビルになっているため、東口(西武は東口、東部は西口にある)を回っているだけでも便利に回れます。

 このとき、服の買い物の失敗を減らそうとしていた私が考え出したのは「できるだけたくさんのお店を見る」ことと「見るだけのターンと、買うターンは分ける」ということでした。

 セールストークの推しに負けない賢い買い物の方法

 例えば、

  •  A店「見る→気に入った→買う」
  •  B店「見る→気に入った→買う」
  •  C店「見る→気に入った→買う」

 のように順番にお店を巡っていくのが買い物の普通だと思っている人が多いと思います。これはマネーハック的にはNGです。だんだん買い物袋が増えていくようなやり方です。

 そうではなく、発想を変えて、

  •  「見るターン」A店→B店→C店
  •  「選ぶターン」スターバックスなどのカフェ
  •  「買うターン」B店(B店に欲しい商品があった場合)

 のようにプロセスを変更してみます。

 このプロセスにしてよかったことは、その場その場でセールストークを聞かされて立ち止まったり、推しに負けて買ってしまう失敗が激減したことでした。

 当時、30歳にもなっていなかった私の被服費はただでさえ少ないものでしたが、おかげでやりくりが可能となったのです。

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