鉄道業界インサイド

東武・日比谷線直通の「THライナー」、停車駅や座席指定券の発売方法に注目 (1/2ページ)

枝久保達也
枝久保達也

 虎ノ門ヒルズ駅が開業

 今年6月6日、東京メトロ日比谷線が大きく変わる。ひとつ目は霞ケ関~神谷町駅間、国道1号と環状第2号線の交差点付近で工事中の「虎ノ門ヒルズ」駅の開業だ。その名の通り虎ノ門ヒルズ及び周辺ビルに直結するこの駅は、再開発が進む同エリアの玄関口となるだけでなく、バスターミナルなども併設され、港区の新たな交通結節点になることが期待されている。また銀座線虎ノ門駅とも約400mの連絡通路を介して接続され、開業当日から乗換駅となる。

 また新駅の開業に伴い日比谷線の駅ナンバリングが変更される。現在、中目黒の「H-01」から始まり、神谷町「H-05」、霞ケ関「H-06」と来て、北千住「H-21」まで設定されているが、神谷町と霞ケ関の間に新設される虎ノ門ヒルズ駅に「H-06」が新たに割り充てられ、それ以降の駅は、霞ケ関の「H-07」から北千住駅の「H-22」まで番号が振りなおされる。もっとも駅ナンバリングは訪日外国人旅客を主眼に置いた案内方法であり、日常的な利用には大きな影響はないだろう。

 初の速達列車

 そして、もうひとつの大きな変化が、同6月6日から運行を開始する座席指定列車「THライナー」の新設だ。「TH」には東武(TOBU)と日比谷線(HIBIYA)、東京都心(TOKYO)と自宅(HOME)を結ぶライナーという意味が込められているという。

 運行本数は上り列車が朝ラッシュ時間帯の前後に伊勢崎線久喜駅から日比谷線恵比寿駅まで各1本(計2本)、下り列車が夜ラッシュ時間帯に霞ケ関駅から久喜駅まで毎時1本(計5本)。土休日も時刻を変更して同じ本数が運行される。

 思い切りを感じるのがその停車駅だ。上り・下り列車とも東武伊勢崎線・東武スカイツリーライン内は久喜、東武動物公園、春日部、せんげん台、新越谷の5駅のみの停車で、北千住駅では運転士が交代するための停車はするが乗降はできない。これまで東武線から日比谷線には普通列車のみが乗り入れていたが、初めて速達列車が運行されることになる。

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