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クルーズ船の米国人帰国へ 感染した44人は日本に残って治療

 新型コロナウイルスの感染が広がるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から退避した米国人乗客らを乗せた自衛隊のバス10台が17日未明、横浜港を出発した。乗客らは17日中にも米政府のチャーター機で羽田空港から帰国の途に就く。

 米紙ワシントン・ポストによると、米国立衛生研究所(NIH)傘下のファウチ国立アレルギー感染症研究所長は16日、米国人乗船者約400人のうち44人が感染していると明らかにした。

 ファウチ氏はCBSテレビで、感染者や症状が出ている人は日本に残って治療を受けると語った。クルーズ船内では感染する恐れが高いとも強調した。

 米国人乗客らのバスの車列は17日午前1時40分ごろ、赤色灯をつけたパトカーに先導されて横浜港を離れた。車内からカーテンを開け、報道陣に手を振る人の姿も。バスの運転手は防護服に身を包み、乗客らもマスクを着用していた。

 チャーター機は西部カリフォルニア州の米軍基地に移動、一部の乗客らはさらに南部テキサス州の米軍基地に向かう。到着後、それぞれの基地で14日間隔離される。(共同)

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