話してみよう Japaneseライフ

「queer 風変わりな」 

 英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「INTERVIEW-Hio Miyazawa Hopes ‘his’ Movie Starts LGBTQ Conversation in Japan(同性愛者役を演じた映画『his』へ託す思い・宮沢氷魚インタビュー)」との見出しで、性的少数者(sexual minorities)、いわゆるLGBTQを題材にした映画の主人公を演じた俳優の宮沢氷魚さんのインタビューを掲載している。

 性的少数者のことを表す言葉に「LGBT」がある。「Lesbian(女性同性愛者)」「Gay(男性同性愛者)」「Bisexual(両性愛者)」「Transgender(出生時の性別と異なる性別で生きようとする人)」の頭文字を並べた。

 最近は、LGBTQと表現することも増えてきた。「Q」は、「Queer」や「Questioning」の頭文字。Queerとは、「風変わりな」「奇妙な」などの意味を表す。性的少数者に対する侮蔑語だったが、最近は、性的少数者全体を表す肯定的な言葉としても使われる。

 「質問」や「尋問」を表すQuestioningは、性的少数者に関連して使われるときは、「自分のジェンダーや性同一性、性的指向を探している状態の人たち」のことを指す。

 さらに、「LGBTQIA」という言葉も使われる。Iはintersex(生まれつき男女両方の身体的特徴を持つ)、Aはasexual(誰に対しても性的欲求を抱かない)の頭文字。それ以外の性を表す「+(プラス)」を語尾に付けて、「LGBTQIA+」とも言う。

 映画「his」では、日本でも、こうした性的な多様性を認めあうことの必要性を問いかけている。

 See you next week!

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus