ヘルスケア

東京都、来週中にも軽症者をホテルへ 小池知事「モデルケースを確保」

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東京都の小池百合子知事は3日、これまで入院措置をとっていた軽症の患者について来週以降、ホテルなど宿泊施設へ移す方針を明らかにした。ホテルを1棟丸ごと借り上げる方式で実施するといい、小池氏は「医療のケアや食事など何が必要か、まずはモデルケースを確保したい」と述べた。

 都内の感染者は2日現在で684人にのぼり、退院した人を除き628人が医療機関に入院している。小池氏は3日時点で750床を確保したと説明した。だが、入院すると退院まで2週間以上かかるうえ、都内では2日以降、連日90人台の感染が確認され、病床の不足が懸念されていた。

 都は最大で4千床を確保する目標を示し、感染者の増加に対応できるとしている。ただ、「症状のない人や軽症の人は、宿泊施設などでの療養が前提」(都担当者)といい、ホテルなどの早急な確保が必要と判断した。

 来週中にも1カ所開設し、ここをモデルケースとして医療や患者のケアなどの課題を精査する。都は複数のホテルを借り上げることも視野に入れており、感染者の増加に応じて順次、運営を始めるとみられる。

 また、この日の記者会見で、小池氏は15日をめどに新たな緊急経済対策を発表する方針も示した。都内では夜の繁華街で感染拡大が相次ぎ、小池氏がキャバクラやクラブなどの利用自粛を呼びかけている。こうした店舗では、売り上げの減少など影響も出始めた。小池氏は「過去最大規模の緊急対策をすべきと考えている。国の対策を見極めつつ、都の独自策も考えたい」と語った。

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