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沖縄県知事「来県は自粛を」 県職員感染3人目

 沖縄県の玉城デニー知事は8日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、県外からの来県を自粛するよう求めた。期間は政府の緊急事態宣言が発令されている間としている。玉城氏はまた、県内で新たに県職員を含む5人の感染が確認されたと発表した。県職員の感染は3人目。県内全体の感染者数は39人に上る。

 玉城氏は来県自粛要請について「観光をリーディング産業とする沖縄県において、来県自粛要請が本県経済に及ぼす影響は決して小さいものではないが、何よりも県民の命と健康を守ることが最優先だ」と説明した。

 県内では4月に入って感染者が急増し、市中感染も広がっている。県によると、感染者39人のうち、感染経路が把握できない患者は18人に上る。

 県は3月16日から4月4日までの間、それまで自粛していた県主催のイベントを解禁し、民間業者らにも同様の対応を求めていた。こうした県の措置について、玉城氏は「できるだけ経済、県民の生活に影響が出ないよう(新型コロナウイルスの)発生や拡散はある一定程度、食い止めることはできていた」と語った。

 また、政府が7日に緊急事態宣言を発令したタイミングに関し、玉城氏は「いろいろ意見はあるかと思うが、これ以上遅れることは許されないというギリギリの判断だったと思う」と評価した。

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