ヘルスケア

院内感染防げ…緊急性低い手術は延期を 外科学会など目安公表

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて日本外科学会などは、手術の実施時期を緊急度に応じて判断し、致命的な病気でなければ延期するよう促す提言をまとめた。患者や医療従事者への院内感染を防ぐのが目的。

 手術の緊急度を3段階に分類した目安も公表した。致命的な病気ではない外来手術や、健康診断の胃や大腸の内視鏡検査は延期を促した。重症化する危険がある病気については、可能なら延期することを推奨。具体例として、悪性度の低いがんの手術などを挙げた。

 ほとんどのがん、心臓病、外傷など数カ月以内に手術しないと致命的になるケースは、十分な感染予防をした上で慎重に実施すべきだとした。

 気管挿管や抜管、消化器の内視鏡手術や腹腔(ふくくう)鏡手術では、飛沫(ひまつ)がかかって医療従事者の感染リスクが高まるため、防護措置をした上で最小限の人員で行うことが必要だとした。

 一方で提言は、手術の種類によって実施や延期を一律に判断せず、個別の状況を踏まえて決めることを求めている。手術の延期は病床やスタッフ、機器といった医療資源を重症患者に回すために有効だとも指摘した。

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