ヘルスケア

新型コロナ禍、感染の様相は夏になれば変わるのか (2/2ページ)

 米科学アカデミーの専門家委員会も、温度と湿度が高いほど新型コロナの感染力が低下するとの実験結果があるとする一方、「夏の気候である地域でも感染が急拡大している」と指摘。「他の地域でも気温と湿度の上昇が感染を減少させるとは想定できない」としている。

 夏はウイルスの不活化に効果がある紫外線量も増加するが、新型コロナへの紫外線の影響を研究している大阪府立大の秋吉優史准教授は「日陰部分や、飛沫が空気中を漂う数秒間程度ではほとんど影響がないだろう」とする。

 さらに、インフルエンザは熱帯では乾期よりも雨期に流行しやすい傾向にある。こうした現象は「雨宿り感染」といわれ、雨期には空調が効いた密閉空間に人が密集してしまうことも大きな原因とされる。

 西村氏は「感染拡大への影響は、気候や環境の変化よりも人の行動の方がずっと大きい」と指摘。夏になっても換気や人との距離を保つなど、引き続き冬同様の警戒が必要だとしている。

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