ヘルスケア

WHO、抗マラリア薬の治験停止 死亡率下がらず

 世界保健機関(WHO)は17日、新型コロナウイルス感染症の治療に効果があるかどうかを調べる臨床試験(治験)で、抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンを今後は使用しないと発表した。入院患者に投与しても死亡率が下がらなかったためとしている。

 抗マラリア薬をめぐっては、米食品医薬品局(FDA)も15日、死亡率の低下や早期回復につながる証拠は得られなかったとして、新型コロナ治療に使えるよう出していた緊急使用許可を撤回していた。

 WHOは、死亡率や不整脈が増加する可能性が高いと報告する論文が英医学誌に掲載されたことを受け、5月25日に治験を中断。問題がないことが分かったとして6月3日に治験再開を表明したが、英医学誌は4日、データ検証ができないことを理由に著者らが論文を撤回したと発表した。(共同)

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