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新たな価値創造 アウトランダーPHEVで行く「電気オンリー」のアウトドア (1/3ページ)

SankeiBiz編集部

 ※現在、新型コロナウイルスの影響で【乗るログ】の取材を自粛しています。再開するまで当面の間、過去に注目を集めたアーカイブ記事を厳選して再掲載します。記事の内容は基本的に掲載当時の情報となります。

 《2016年3月掲載》「PHEVって聞いたことはあるけれど、どの辺がスゴイの? 面白いの?」。今週の試乗記は、そんなあなたにとって目から鱗が落ちるような情報が想像以上に詰まっているかもしれない。ひょっとすると、あなたのライフスタイルを変えるきっかけになるかもしれない。なぜなら、これまでPHEVにさほど関心のなかった筆者でも、試乗を通してPHEVでしか味わえない生活や楽しさを発見してしまったからだ。三菱自動車のSUV「アウトランダーPHEV」をドライブして体験した新機軸のカーライフをぜひ紹介したい。(文・写真 大竹信生/SankeiBiz編集部)

 PHEVとは?

 アウトランダーは、PHEVとガソリン車の2タイプをラインアップしている。PHEVとは「プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ヴィークル」の略。電気を意味するエレクトリックの「E」を外してPHVと呼ばれることも多い。仕組みを簡単に説明すると、外部電源からプラグを通して駆動用バッテリーに直接充電できるハイブリッドカー(HV)だ。HVは基本的にエンジンとモーターを効率よく組み合わせて走るエコカー。アウトランダーは2つの電気モーターを車体の前後に1機ずつ配置し、さらに2リッターのガソリンエンジンをフロントに1つ搭載している。PHEVは、このモーターを動かすのに必要な電気を、自宅のコンセントや全国の充電スポットから直接取り込むことができるクルマというわけだ。

 イマイチからイケメンに

 アウトランダーの注目ポイントや走行パフォーマンスを語る前に、ちょっと触れておきたいことがある。現在が2代目となるアウトランダーは2012年10月に発売されたが、これがかなりの販売不振にあえいだようで、昨年6月にマイナーチェンジを実施した。

 一番目立つ変更点は何と言ってもエクステリアだ。初代がきれいにまとまったデザインだったこともあり、2代目が登場した時は筆者も正直がっかりした。全体的にシャープさに欠けるのっぺり顔で、子供のころから見てきたパジェロやランエボといった押し出しの強い“三菱らしさ”は欠片もなかったのだ。それが今回、大掛かりなフェイスリフトを施すことで精悍さを増した。皆さんも、見た目を我慢してまで自動車を買いたいとは思わないだろう。どうせなら「カッコいいなぁ」と思わず笑顔になるクルマに乗りたいはずだ。そんな紆余曲折を経て“イケメン”に変身したアウトランダーをいざ走らせてみた。発進した時の第一印象は「めちゃくちゃ静か」。モーターがスイーッと滑らかに立ち上がり、「ひょっとして浮いている?」と感じてしまうほどスムーズな出足だ。

 アウトランダーのここがスゴイ

 このクルマはパワートレインに関して2つの大きな特徴がある。1つ目は「ツインモーター4WD」を世界で初めて採用していること。前輪と後輪をそれぞれ独立したモーターが駆動することで、より細かい四輪制御を実現した。モーターはともに60kW(82馬力)と高出力なので、初動はもちろん加速も力強さと余裕がある。

 2つ目の特徴は、走行時の駆動力としてほぼモーターしか使わないということだ。要は電気自動車(EV)なのだ。バッテリー残量が少ない時や高速道で加速した時など「ガソリンも使用した方が効率が良い」とクルマが判断すれば、エンジンを併用したハイブリッド走行に切り替わるが、負担がかかる運転をしない限りEV走行を続ける。

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