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砂像で楽しむ世界旅行 鳥取砂丘砂の美術館が11日再開

 世界初の砂像展示専門施設「鳥取砂丘砂の美術館」(鳥取市福部町)で11日、チェコとスロバキアの名所や文化をテーマとした展示が始まる。4月の開幕を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大により延期されていた。

 同美術館は、10万年以上前の「古砂丘の砂」を使って制作した砂像を常設展示。平成18年に野外美術館形式で初展示を行ってから現在までの入館者は15年間で480万人を数える。

 第3期展示からは「砂で世界旅行」をテーマに据え、これまでに欧米やアジア、アフリカなどの名所や歴史を巨大砂像で再現。今回は「第13期展示チェコ&スロバキア編~盛衰の歴史と神秘の残影を訪ねて」と題して、「プラハ城」「文学 フランツ・カフカ」「ボヘミアン・パラダイス」など19作品を展示する。欧米など10カ国の砂像彫刻家17人が制作した。

 新型コロナウイルス対策として、サーモグラフィーカメラを使った入館時の体温確認やマスク着用徹底、多数来場時の入館制限などを実施する。

 同美術館の総合プロデューサー、茶圓(ちゃえん)勝彦さんは「中世の歴史に基づいた文化や宗教的事件など明暗のコントラストを砂像で楽しんでほしい」と話している。入館料は一般600円。問い合わせは同美術館(0857・20・2231)。

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