乗るログ

晩餐前の上質なひととき レクサスの“原点”「ES」で青森・八甲田山を行く (3/4ページ)

SankeiBiz編集部

 十和田湖まで残り15キロの地点で引き返すことにした。時間的に余裕がなくなってしまったのだ。ひと目だけでも都内にはない雄大な湖面を眺めてみたかった。十和田湖にたどり着けなかったことは、今回の行程で唯一の心残りだ。

 途中、木々に囲まれたひと気のない駐車場で車両撮影をしたのだが、突然冷気が漂い始めたと思ったら、瞬く間に深い霧に包まれた。濃緑(こみどり)の景色が一瞬で真っ白に姿を変えてしまったのだ。撮影を終えると前方視界が悪い中、速度を落としながら青森駅周辺を目指して“下山”した。しかしながら、あるポイントを境にまた一瞬にして霧が晴れるのだから、山の天気は気まぐれだ。

 ドアミラーは不要?

 ESには多くの先進技術が投入されており、量販車では世界初採用のデジタルアウターミラーも装備している(※メーカーオプション)。ドアミラーの代わりに小型カメラを設置し、撮影した映像を車内のAピラーに取り付けた小型ディスプレイに映し出す装置だ。アウターミラー自体は細長いデバイスであるため、斜め前方の視界確保に大きく貢献している。また、空気抵抗の低減は燃費向上にもつながるだろう。窓から手のひらを出した時に受ける強い空気抵抗を考えると、ミラー形状の違いが燃費を大きく左右することは容易に想像がつく。

 肝心なミラーとしての性能だが、「ディスプレイを見る」という行為は誰でもすぐに慣れるだろう。助手席側のディスプレイがドライバーに向かって横向きに取り付けられている一種の不自然さはあるが、「画」をミラーで反射させる必要がないため角度は関係ないのだ。暗い場所でも自動で輝度調整するため、トンネル内や夜間走行でも後方が見やすいというメリットがある。ただしデジタル映像であるがゆえ、シーンによって景色の流れがやや不自然で粗さもあり、残像が映り込むのも少し気になった。極端に言えばパラパラ漫画のような感じだ。とはいえ、あえて正直に感想を述べただけで、運転には全く問題ない程度のことである。将来的にはドライバーが自分好みの場所にディスプレイを置けるようになるなど、運転のしやすさを追求できる可能性だって秘めていると考える。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus