書評

『地形と日本人 私たちはどこに暮らしてきたか』

 ■災害例を写真や古地図で解説

 山が多く、いくつもの川が流れる日本では、古い時代から洪水など自然災害の被害を受けてきた。そうした過去から現在までの災害の例に、写真や古地図などを盛り込みながら解説する。

 〈地形そのものが、その土地を形成した歴史あるいは記憶を物語るものでもあろう〉と著者。近年、川沿いの低地や水田が造成され、大規模工場などが進出。それが多発する水害に見舞われている。

 歴史地理学者の著者が、土地に堆積された記憶をひもとく。地形の理解は防災意識を高めるとともに、自然を学ぶことの大切さを教えてくれる。(金田章裕・著 日経プレミアシリーズ、900円+税)

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