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アウディが放ったスタイリッシュな“刺客” Q3スポーツバックの魅力とは (1/2ページ)

木下隆之
木下隆之

わずかな違いに垣間見えるターゲット層

 このところ世界の各メーカーが特に力を入れているのが「Cセグメント」と呼ばれるコンパクトSUV市場である。

 ボディサイズは比較的小型で街に馴染み、それでいてアクティブな香りがする。国民の足であった小型セダンの座を完全に奪った感がある。市場はセダンではなく、このちょっと背の高い小型モデル、つまり荷室空間に余裕があるコンパクトSUVにご執心なのである。

 そんなCセグメントの波に揉まれていた「アウディQ3」が新型にスイッチした。今回は標準的な車形のモデルだけでなく、よりスタイリッシュなボディを備えた「スポーツバック」を紹介する。

 Q3スポーツバックのプラットフォームやパワーユニットに標準型のQ3との違いはない。最大の特徴はルーフを低く抑え、テールに導かれるにしたがってなだらかな稜線を描くクーペ風のスタイルだ。それが個性なのであり、明らかにスタイリッシュだ。

 Q3は都会型SUVであることから、若い層には理想的なモデルかもしれない。そのあたりもアウディは承知している。標準型のQ3が20歳から40歳の家族をターゲットにしているのに対して、Q3スポーツバックは同世代をターゲットにしていることに違いはないものの、特に子供をまだ授かる前の家族や独身をターゲットにしているというのだ。

 Q3スポーツバックはベースのQ3と比較して荷室の空間に制約がある。と言っても、筆者には大きな違いを感じるほどの差ではないように思えたが、数値上では確かに狭い。家族4人の旅行かばんと遊び道具を満載しての旅行を考えれば、そんなわずかな違いも無視できないのかもしれない。

 ともあれ、スポーツバックは明らかにスタイリッシュだから、Q3よりもアクティブな層に支持される可能性がある。つまり、行動力のあるカップルや独身にこそ相応しいというわけである。

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