グローバルリーダーの育て方

子供が英語を好きになる・嫌いになる分かれ道 継続なくして習得なし (2/3ページ)

龍芳乃
龍芳乃

 保護者にやる気があることは悪いことではないです! れいかちゃんも、あと数年したら、家での英語学習が嬉しいと思える時が来るかもしれません。今はたまたまそのタイミングではないというだけのことです。

英語が好きでなくてもいい 継続なくして習得はない

 特に年齢が小さければ小さいほど、「好き!」「楽しい!」という気持ちが大きなモチベーションになります。この感情を抱くポイントが英語だったり、その授業内容である必要はありません。

 GGISのアフタースクールに通いはじめたばかりの光太君(仮名・4歳)は、最初の一週間、人見知りで来たくなくて、体いっぱい使って抵抗していました。

 そんなときのお母さんのアイデアがアッパレ! スナックタイム用に大好きなキャラクターのお菓子を毎日もたせたのです。そうです、モノで釣ったのです。

 最初はそのお菓子を食べられること以外にモチベーションはありませんでした。でも、時が経つにつれ少しずつ英語が理解できるようになり、お友達もでき…アフタースクールに行く楽しみができたのです。光太君の今のモチベーションは、スナックタイムに加えてクラフトの時間です。徐々に他のモチベーションを見つけることができ、楽しく通ってくれています。ご褒美に頼りすぎるのは良くないですが、お母さんの工夫が継続につながった例です。

英語教室で「楽しい」「好き」を喚起するポイント

  • ALT(外国語指導助手)がご褒美にくれるシールが好き
  • 先生自身が好き
  • クラフトの時間が好き
  • スナックタイムが好き
  • 教室で開催されるイベント(ハロウィンやクリスマス会など)が好き
  • 教室においてある特定の本が好き

 理由はなんでもよいのです。給食や体育だけを楽しみに学校に来ている同級生、いましたよね! 継続できなければ、習得はできません。何事にも共通しますが、まさに子供の英語習得は「好きこそものの上手なれ」なのです。

ワークシートの“罠”

  • 「ワークシートをもっと取り入れてほしい」
  • 「問題集を使ってほしい」

 GGISでも、保護者からこのようなリクエストを受けることがあります。実際、ワークシートを使うこともありますし、英検対策の問題集を授業で使うこともあります。しかしそれ以上に、英語を使ったコミュニケーションを重要視しています。

 これはインターナショナルスクールだからではありません。文部科学省の新学習指導要領でも「コミュニケーションを通した学び」が重要とされています。いわゆる「使える英語」を学びましょう! と国の方針も変わってきているのです。GGISでは学習指導要領が変わる前から、使える英語教育を大事にしています。

 言語活動を通して英語を学ぶというのは、先生が一方的に知識を伝授するというやり方とは大きく違い、一人一人が積極的に関わりを保つ必要があります。

 サラッと「一人一人が積極的に」と書きましたが、実際にはこれが難しい。なぜなら、英語が嫌いだと積極的になれないからです。そのためにも英語を嫌いにならないでいる必要があります。

 では国も推進しているのに、なぜワークシートの積極的活用をリクエストする保護者がいるのか…。これは「コミュニケーション」が目に見えにくいからだと思います。子供たちも、学校と家庭で、英語と日本語を使い分けています。すると親はどこまで学んでいるのか不安になります。ワークシートをリクエストする方がいるのも納得です。

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