グローバルリーダーの育て方

日本語との決定的な違い ネイティブ流の英語学習「フォニックス」って何? (3/3ページ)

龍芳乃
龍芳乃

2歳以降はより実践的に

2歳前後になると理解力が追い付いてくるので、しれっと、でもがっつりとフォニックスを学びます。0~1歳児にくらべて手先のコントロールもだいぶ上手になってくるため、トレーシング(なぞり書き)も上手!!

 アルファベットには音があることを説明し続け、そのルールを楽しみながら、まるでゲームのルールを学ぶ感覚で習得していきます。2歳だと、「フォニックスを習得すると読めるようになる」という因果関係もまだまだ完全には理解できていないかもしれないのですが、過程が楽しければ結果もついてきます(そのように先生が設計しているのです)。

 「L(エル)」はもう認識しているので、Lには「ルッ」という音があることを学び、そのマッチングゲームをしているところです。ライオンはLかな? ピンク(Pink)にはLが入っているかな? と。

楽しまなきゃ学べない!

 「楽しまなきゃ学べない」というのは、赤ちゃん、子ども、ティーン、大人かは関係なく、すべての年齢に共通することだと思います。

 特にまだ子どもは「意思」によって、自分の感情を制御することができませんので、何かを無理強いすると、「嫌なのにやらされた」「○○○の時はママがいつもイライラしている」というイメージから嫌いになってしまう可能性もあります。

 逆に、クラフトなど楽しいアクティビティと絡め続けると、楽しいというイメージが残ります。ただただルールを述べられて、それを理解してくれたらとっても楽ですが、子どもの場合そうはいかないので、色んな方法で日々の生活&学習の中に取り入れる工夫を最大限するのが先生の役割だと考えています。

龍芳乃(りゅう・よしの)
龍芳乃(りゅう・よしの) 株式会社G&G 代表取締役
日・英・中のトライリンガル。大学卒業後、PR会社、外資系コンサルティング会社を経て2013年に起業。世界で通じる「人間力」の基礎を育む「GG International School」を経営。「Art to Science」をベースに0歳から小学校高学年まで学べるプログラムを用意し、人格形成の根幹となる揺るぎない自信を育んでいる。2児の母。

【グローバルリーダーの育て方】は、100%英語環境の保育園やアフタースクールを経営する女性社長・龍芳乃さんが、子供が世界で通じる「人間力」「国際競争力」をどう養っていくべきかを説く連載コラムです。アーカイブはこちら

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