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プロが教える「本当にクリーニングに出すべき衣類」 むしろ家洗いでキレイに (1/3ページ)

 ほとんどの洗濯物は自宅で洗える。『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム)を出した「洗濯ブラザーズ」の茂木康之氏は「クリーニングに出すべき衣類は、皮革、レーヨン、キュプラなどの水に弱いものだけだ。ポイントをおさえれば、カシミヤやシルク、スーツ、制服も自宅で洗える」という--。(※本稿は、洗濯ブラザーズ『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム)の一部を再編集したものです。)

「家では絶対に洗えないもの」はそれほど多くない

 ほとんどのものは家で洗えます。クリーニング屋のボクたちが言うのだから本当です。それで年間10万円節約した人がいるのも、事実です。では、なんのためにクリーニング屋が存在するのか。

 それは、「クリーニングに出すべきもの」と「クリーニングに出したいもの」があるからです。クリーニングに出すべきもの、つまり家では絶対に洗えないものは、次の通りです。

・皮革、毛皮……水に濡れると固くなる。

・レーヨン、キュプラ……水に濡れると縮む。

・半合成繊維……アセテートなど。水で洗うと白っぽく風合いが変化する。

・光沢・シワ加工のもの……水洗いしたあと、素材感を再現するのが難しい。

 これ以外は“自分が”クリーニングに出したいのか、出さずに家で洗うのかを、決めていいものなのです。たとえば、カシミヤ、アンゴラ、シルク、ダウンジャケットやウールのコート、ゴアテックスなども家で洗えます。

シミ抜きはプロに任せるのがいい

 取れないシミがついたものは、プロに任せるのがいいでしょう。シミ抜きは特殊な技術で、プロでないと扱いにくい薬品や特別な道具を使ってキレイにしていきます。自分で対応すると、余計にシミをひどくして服をダメにしないとも限りません。

 そのリスクをとって自分で対処するか、プロに任せるか。予算と手間と、服に対する愛着を天秤にかけて決めましょう。要するに、家でも洗えるけれど、めんどうに感じるものや、ダメにしたくない大切な服は、「クリーニングに出そう」と自分の中で線引きすればいいのです。

 そうではなく、家で洗えないと思い込んでやみくもにクリーニングに出すのは、クリーニング屋が言うのもなんですが、お金がもったいないと思います。「でも、服の洗濯表示のタグに“ドライ”とあるから」という方がいます。

 これは「ドライクリーニングできます」という意味で、「ドライクリーニングじゃないといけません」という表示ではありません。ドライクリーニングに出すか、家で洗うか、自分で決めてください、という意味です。

 洗濯表示は、各アパレルメーカーが最も慎重な基準を示していて、この通りに扱えばトラブルにならない、というリスクヘッジなのです。だから、かなり制限がきつくなっています。店員さんに聞くと、「私は家で洗っていますよ」と教えてくれたりします。

ドライクリーニングは、服を傷めないが汚れは残っている

 クリーニングに出すべきもの。皮革、レーヨン、キュプラ、アセテートなど。すべてに共通するのはなんでしょう? 水に弱いことです。水で洗えないものは、ドライクリーニングをしなければなりません。ところで、このドライクリーニングとはなんなのか、ご存じですか?

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