次に手を付けたいのが「食品」と「日用品」などのストック類です。引っ越しまでにストック品はできるかぎり消費させておきたいものです。
引っ越し前3日間は食事が作れない
食品であれば、引っ越しが決まった日から当日までに少しずつ減らしていくようにします。特に引っ越し前最後の3日間はほぼ食事が作れない状況になりますのでそこに対して残しておくメニューをあらかじめ決めておき、それ以外のものを少しずつ食べていくという流れにするとスムーズかと思います。
このあたりも妻一人で決めるのではなく、家族で話し合いましょう。またトイレットペーパーなどの嵩張る日用品も使いきるために買いダメしないように家族みんなで気を付けていきます。
そうすることで引っ越し時の段ボールの数が減り、梱包や開梱にかかる時間と労力を軽減することができますね。
3.事務処理を見える化して手分けする
引っ越しに際しては沢山の事務処理が必要になります。
【引っ越し前】
- 転出届(他の市区町村へ引っ越す場合)
- 社会保険・国民健康保険の住所変更
- インターネットの契約
- 固定電話の手続き
- 郵便局の転居転送
- ガス・電気・水道の停止手続き/開始手続き
【引っ越し後】
- 転入届
- マイナンバーの住所変更
- 印鑑登録の手続き
- 国民年金・国民健康保険の手続き
- 免許証・車庫証明・車検証
【その他住所変更】
- クレジットカード
- 銀行口座
- 通販サイト
- インターネットサービス
こういった事務処理は目に見えにくいのに、電話で待たされたりと時間がとてもかかるものです。夫婦でリスト化したうえで、分担させるといいですね。
立ち合いが必要な工事もある
実際には、妻は子どもの学校や習い事の手続きなどでも頭がいっぱいです。ここはぜひ夫が率先して、問い合わせや手続きをおこないましょう。
中には、電話やネットで完了せず、ガスの開栓やインターネットの開通工事など、立ち合いが必要なものもあります。「○時~○時の間に訪問します」といった時間幅のある予定をこなすだけでも妻は大助かりです。
今回は引っ越し前にやっておくべき片付けについてお伝えしました。参考になりましたら幸いです。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら