新時代のマネー戦略

あなたの「購入嗜好」は何タイプ? 潜在的なお金のリスクをデータで分析 (3/4ページ)

カクワーズ
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▼現状の把握と、「安さ」以外の判断軸を持つことが課題

 安くても、必要ないものを買っていたり、数が多くなったりすれば、総額では大きな出費になります。「安いから買ってもいい」では、ムダがふくらんでいる可能性もあるのです。

 多くのムダは、気づくことで改善できます。このタイプは、自分の出費と向き合うことが貯蓄を伸ばすきっかけになる可能性は大。家計簿率が低いので、まずは出費を記録してみると、家計改善のきっかけをつかめそうです。また、「安さ」以外の判断軸を持つことも重要です。家計簿では金額だけではなく、高い満足度を感じたもの、必要性の高さなどもチェックしてみると、よりよいお金の使い方を考えるきっかけになるでしょう。

タイプ4 「予算・比較優先」

▼予算・計画ありきだが、暮らしの満足度は低め

 タイプ4は、11~13番の項目に該当する人です。最も特徴的な価値観は、「情報をできるだけ集め、比較検討してから買いたい」。何事も予算を重視し、よく検討するタイプで、勢いや気分に左右されない姿勢が見受けられます。

 普段の生活でも「食べるものや着るものは前もって決める」「天気予報はよく見る」など、計画的に行動している点からも、忘れ物やうっかりミスによる出費は少ない、しっかり者といえそうです。

 家計簿では、ただ書くだけでなく、「年間でかかる特別出費」や「1年の収支」に注目するなど、管理レベルの高さがうかがえます。しかし、きちんと管理している割に、暮らしの満足度は6タイプ中6位と低め。納得できるお金の使い方なのか、気になるところです。

▼息抜き予算を持ち、適度な浪費を

 予算を意識するためか、買い物の決め手も「値段が安い」「値引率が高い」が、平均より高くなっています。「本当に欲しいかどうか」は後回しにする様子があり、満足度の高いお金の使い方ができていないのが課題といえるでしょう。

 予算を守ることは、家計に非常に重要ですが、あまりに厳しい予算や我慢しすぎは、思わぬところで爆発する原因にもなります。適度な浪費予算を持ち、どんな出費が自分の暮らしの満足度を高めるのかを知ることも、より納得度の高い家計を作るうえでは大切です。

タイプ5 「造り・品質優先」

▼スペック重視で堅実。年収は高いが定年後に不安あり

 タイプ5は、14と15の項目に該当する人です。特に、14番の「製造がしっかりしているものを買いたい」という思いが非常に強いタイプです。かといって、お金をむやみにかけるわけではなく、「予算内」で「必要性がある」ことも意識しており、お金の使い方は堅実といえます。

 平均年収は519万円(金額を回答した人の平均)で、6タイプ中で最も高く、平均貯蓄額も2位ですが、暮らしの満足度は平均的。同等の年収、貯蓄額の<タイプ1 高価格・長使い買い>と比べ、10%ほど低くなっています。「貯め力」も家計管理力もあり、お金の使い方も堅実なので、現状の家計に大きな課題はなさそうですが、貯蓄の目的として「老後の安心」が圧倒的に高く、特に定年後に不安を感じているのが特徴的です。

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