新時代のマネー戦略

公的支援だけでは住宅再建に2100万円も足りない! やらないと後悔するお金の災害対策 (2/3ページ)

小沢美奈子
小沢美奈子

災害は待ってくれない 今すぐすべき5つの「お金の準備」

 ここからは、災害に備えるお金について、最低限準備すべきことに絞ってお話したいと思います。

1.現金を用意しておく

 災害時は停電により、銀行の自動預け払い機がストップする可能性もあるため、災害時の持ち出し品の中に現金も含めておきましょう。用意する額は、家族構成にもよりますが、家族4人世帯であれば1日1万円を目安とし、1週間から10日分の7~10万円くらいを準備しておきましょう。また、お金はお札だけではなく、小銭にも用意しておくと、公衆電話や自動販売機などで使えて役に立ちます。

 なお、公衆電話は災害時に無料で使えることとされていますが、電話機よっては無料にならない こともあります。その際、小銭が役に立ちます。

 一方、停電が解消された際には、電子マネーが使えるようになる可能性もあります。日頃から電子マネーには、一定額をチャージしておく習慣を作っておくと安心です。

2.身分証明書をすぐに持ち出せるように!

 災害時に何かと役に立つのが身分証明書。銀行の預金を下ろす際は、通帳と印鑑がなくても、身分証明書があることで対応してもらえることもあります。また、各種申請をする際など、災害時は本人確認が必要となる場面が多々あります。マイナンバーカードや運転免許証などの身分証明書は、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。

 内閣府の「防災情報のページ」というウエブサイトには、「一日前プロジェクト」というページがあり、災害に遭った方の手記が多数掲載されています。その中に、「たまたま身につけていた運転免許証が意外なほど役に立った」、「津波が来た際にとっさに手に取ったバッグの中に入っていた保険証免許証が身分証明書代わりにもなり、後々本当に役に立った」という情報も掲載されていました。

 そんな役立つ身分証明書ですが、災害時には、いったん外へ出たら、身分証明書や現金などを取りに帰ることは絶対に避けてください。手記の中には「それで亡くなった人がたくさんいる」とも述べられています。

3.緊急予備資金を準備しておく

 緊急予備資金とは、災害、失業、病気など、不測の事態が起きて収入が途絶えてしまった場合に備えるための資金のことです。毎月の生活費の3~6カ月分の資金を用意しておくことが理想ですが、できれば1年分準備しておくとなお安心です。緊急予備資金は、不測の事態でも引き出せるよう、銀行の普通預金口座に預けておきましょう。

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