2010.3.17 05:00
≪商品先物下落で資源関連安値≫
【資源関連】 国際石油開発帝石(1605)が前日比1.2%安の64万2000円、三井物産(8031)は1.2%安の1519円など。ギリシャの財政問題がくすぶり、為替相場でユーロ安が進んだ結果、ドルの代替投資としての商品先物相場が15日に下落した影響を受けた。ニューヨーク原油先物相場は1バレル=80ドル(約7220円)を割り、2日以来の安値だった。東証1部33業種の下落率は2位に鉱業、5位に卸売。
【輸出関連】 キヤノン(7751)が1.3%安の4110円、ホンダ(7267)が1.5%安の3245円など。ギリシャ問題、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の見極め姿勢が強い中、国内輸出企業の年度末の本国送金に絡む円買い観測から、午後の取引で4営業日ぶりに1ドル=90円を割り込む円高が進行。業績への影響を懸念する動きが広がった。
■SUMCO(3436) 3.9%安の1801円。JPモルガン証券は15日、投資判断を従来の「中立」から「アンダーウエート」に引き下げた。10年1月期営業損失が予想を上回る赤字だったほか、目標株価との乖離(かいり)が広がった点を格下げ理由とした。
■ソニーフィナンシャルホールディングス(8729) 14%高の29万8100円。一時30万8000円と、2009年5月20日以来の高値を付けた。10年度以降について、積立利率変動型終身保険・5年ごと利差配当商品について、株式等のリスク資産への投資を行わず、債券のみによる安定運用を行うと15日に発表した。これにより、5年ごと利差配当商品については利息収入を基準に配当する方式に変更。保有資産の変動リスク、契約者配当の変動が小さくなることが好感された。
■アライドハーツ・ホールディングス(3062) 8.7%高の213円。ドラッグストア業界12位の同社と、同9位のココカラファインホールディングス(3098)は10月1日付で経営統合することで基本合意したと16日に発表。アライド1株に対し、ココカラ0.65株を割り当てるとしたため、統合比率をにらむ買いが集まった。統合新会社は売上高2700億円と、業界トップクラスに浮上。ココカラも9.6%高の1628円と急騰。
■くらコーポレーション(2695) 5.5%高の30万7000円。一時31万4000円と約4カ月ぶりの高値を付けた。4月30日時点の株主を対象に1株を200株に分割、同時に5月1日に単元株制度を採用、単元株式数を100株にすると15日に発表した。最低売買金額が従来の2分の1に下がるため、投資家層の拡大や株式の流動性向上が期待された。
■コーセル(6905) 3.9%高の1392円。一時1398円と2年2カ月ぶりの高値を付けた。設備機器の需要回復を背景に、2010年5月期から11年5月期にかけて収益の急回復が見込めるとして、投資家の買いを集めた。三菱UFJ証券は15日、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げ。
■セントケア・ホールディング(2374) ストップ高に相当する1万円(20%)高の6万300円で一部を比例配分した。10年3月期の期末配当を1株当たり1000円に引き上げる。前回予想は600円、前期実績は400円。
■ACCESS(4813) 5%安の13万600円。15日に発表した11年1月期の連結営業利益計画は28億3300万円と、担当アナリスト10人の事前の予想値の平均(48億1900万円)を大きく下回る内容で、失望売りに押された。
■高島屋(8233) 2.4%安の743円。11年2月期以降の成長率が従来想定を下回りそうとし、みずほ証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ引き下げた。過度の業績期待が後退、売りが先行した。
■スカイマーク(9204) 3.9%安の393円と2月25日以来の安値。国土交通省は15日、同社に対し運航・整備を含む安全管理体制全般について、特別安全監査を実施すると発表。業績への支障が警戒された。
■NECエレクトロニクス(6723) 5.7%高の933円。ゴールドマン・サックス証券は15日、投資判断を従来の「中立」から「買い」に、目標株価を800円から1100円に引き上げた。
■エービーシー・マート(2670) 1.2%高の3030円。発行済株式数の9.96%に相当する約833万株の自己株を消却すると15日に発表。株主還元策を好感する買いが先行した。