時差通勤で1日700人の混雑回避が可能 川崎市が導入試験結果を公表

2017.12.19 14:13

 川崎市は、JR南武線の混雑緩和に向け、市職員を対象に行った時差通勤の試験導入結果を公表。1日平均約700人が早朝の混雑時間を回避できることが分かった。来年1月ごろに結果を取りまとめる。

 試験は11月16~30日の平日計10日間に実施した。対象は南武線が最も混む区間(武蔵中原駅~武蔵小杉駅間)を通勤で利用する市職員約1600人。通常勤務時間(午前8時半~午後5時15分)を(1)午前7時半~午後4時15分(2)午前9時半~午後6時15分-の2パターンに振り分けた。

 市は参加者にアンケートを行い、時差通勤の正式導入を検討するほか、企業などにも働きかける方針。市担当者は「多くの人が快適に通勤できる環境を目指す」としている。

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