和歌山市でのワクチン接種、事前登録すれば優先紹介

2021.9.14 09:00

 新型コロナウイルスワクチン接種で、和歌山市は13日、事前登録しておけば、予約に空きがある医療機関などを優先的に紹介する新制度を21日から始めると発表した。市は、希望者への10月中の接種完了を目指しており、接種を加速させたい考えだ。

 制度は「ワクチン接種お困りサポート登録制度」。1回目の接種を受けておらず、今後の接種予定も立っていない市民や、1回目の接種を受けて3週間経過し、2回目の予約が取れていない市民らが対象。接種するワクチンはファイザー社製。

 21日から、市新型コロナワクチンコールセンターや専用WEB登録サイト、無料通信アプリ「LINE」から事前登録できる。

 事前登録すれば、最寄りの医療機関の予約空き状況が紹介されるほか、医療機関の予約にキャンセルが出た場合、代わりに接種できるように電話連絡も受けられる。

 市によると、接種対象となる全年齢の市内の1回目接種率は75・4%(13日現在)。

 尾花正啓市長は同日の記者会見で「ワクチン供給が終盤を迎えており、希望する市民が10月中には接種を終えられるように制度を活用してもらいたい」と呼びかけた。

 事前登録や問い合わせは市新型コロナワクチンコールセンター(0570・092・055、午前9時~午後5時)。

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