【安倍政権考】
東京とイスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)が争う2020年夏季五輪開催都市の招致レース。9月7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で東京開催が決まれば、経済政策「アベノミクス」にも弾みがつくと、安倍晋三首相(58)らは、並々ならぬ意欲をみせている。
首相はIOC総会に出席する意向を固めた。総会では7日午前(現地時間)に3都市による最後のプレゼンテーションが行われ、この日の午後に約100人の委員による投票で開催地が決まる見通しだ。
首相自らプレゼンに臨み、東京での「安心、安全、確実な五輪」をアピールする。首相とともに、岸田文雄外相(56)も出席する予定で、政府一丸で取り組む姿勢を前面に打ち出す。