サイトマップ RSS

【取材最前線】鼈甲くし 「絶滅」から救ったネット資金 (1/2ページ)

2013.8.17 11:00

 歌舞伎と眼鏡。異色の組み合わせを実現させ、平成の“鼈甲(べっこう)”のくしを生み出そうとしている女性がいる。

 両者を結びつけたのは「伝統芸能の道具ラボ」(www.dogulab.com)を主宰する田村民子さん(43)。女形の鬘(かつら)に欠かせない、飾り用のくしやかんざしの素材である鼈甲はワシントン条約(絶滅のおそれにある野生動植物の国際取引に関する条約)で輸出入が規制されているため、現在は樹脂のアセチロイドが使われている。しかし、その加工職人が減り、新しい“鼈甲”のくしやかんざし作りが求められていた。

 田村さんは、歌舞伎の舞台を下支えする小道具や衣装など、制作現場の取材をするフリーライターだった。

 「そこで知ったのは、さまざまな道具の素材や技術が、危機的な状況にあるということ。そこで個人でできることから始めることにしました」

 2009年に「伝統芸能の道具ラボ」を立ち上げ、道具類を生物学の絶滅危惧種になぞらえ、ネット上で現状を報告。トヨタ財団の助成も得て、職人の後継者支援や制作現場と新たな職人との橋渡しをしてきた。田村さんのネットワークから、髪を結う床山と京都の絞り職人が出会い、「鹿の子」と呼ばれる特殊な布の髪飾りも復元できた。

ネット経由の資金、平成の素材と職人技

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ