【Campus新聞】
いつでも、どこでも連絡が取れるのが当たり前の便利な世の中になった。だが、だからといって、コミュニケーションがスムーズになり、物事がうまく進んでいくかというと、決してそんなことはない。簡単に連絡がとれるのに、物事が進まないことが、かえって苦痛になっているようだ。
表情がわからない
アンケートでわずか2人(2%)しかいなかった、「LINEを使っていない」という学生にも話を聞くことができた。
「なぜ使わないのか」という問いに、「LINEに限らず、メールそのものが好きではない」と答えてくれた。その理由は、「メールは文章という視覚的な情報だけに頼らざるを得ないからだ」という。「直接会えば、声や表情がわかり、相手と接しやすい。相手のことをきちんと観察して、理解することが難しいコミュニケーションツールは利用する必要はないと考えている」そうだ。