大学の担当者は「周辺の巣鴨はとげぬき地蔵もあってお年寄りらに人気の場所。一般にも食堂を開放することで、訪れる人々や近隣商店街、地域住民と交流するシンボルとしての役割を期待している」と説明する。
初めて大学でレストラン運営を受託したプリンスホテルの担当者も「特性を生かした集客が可能で、新規事業として魅力を感じている」と話す。
バランス良く
管理栄養士など「食と健康の専門家」を養成する女子栄養大は、食堂での食事で栄養管理を学習できるようにしている。
約800人の学生が通う駒込キャンパス(豊島区)の食堂「駒込カフェテリア」。9月18日のA定食は、チキン南蛮に糸こんにゃくとレンコンのきんぴらがメーンのおかずだった。これに貧血予防に効果的な葉酸米を混ぜた胚芽米ご飯と、トマトと卵のスープが付いて420円だ。